以前は「胃潰瘍はストレスが原因だ」と言われていましたが、医学が発展するに伴い、「ピロリ菌に感染していることが原因」だと分かってきました。ピロリ菌による胃潰瘍を放置しておけば、後の胃がんの原因にもなるため、我慢できるからと放置せずにしっかりと治療をしておくのが望ましいです。
ここでは、胃潰瘍の治療中の仕事や 薬を飲む期間についてご紹介します。
胃潰瘍の治療中の仕事はどうする？
吐血があるような場合には入院が必要になりますが、重くない場合には仕事を休まなくても大丈夫な場合が多いでしょう。症状で体調が優れない場合には、上司に相談して残業を減らしてもらったり、シフト制の職場なら、軽くしてもらえるように掛け合ってみるという方法もあります。
胃潰瘍の治療期間は、おおよそ2～3ヶ月で正しく治療していけば、症状は少しずつ軽くなっていき、いつの間にか胃の痛みが消えていたという感じになります。
薬を飲む期間はどれくらい？
薬の種類によっても飲む期間は異なりますが、プロトンポンプ阻害薬の場合は８週間服用というのが多いです。
投薬治療だけで大丈夫な場合には、定期的な通院だけで良いので治療中の仕事に制限が出ることはありません。探せば遅い時間や土日にも診療している内科や消化器内科などもあるので、自分のライフスタイルに合わせた病院を選びましょう。