【感染性胃腸炎】は、細菌やウイルスなどの病原体が腸に感染して様々な消化器症状を引き起こす病気で、食事や飲料水などから経口的に病原体が体に入ります。一部ペットや人からの感染もありますが、食事などから集団発生した場合は食中毒です。
食事はいつから大丈夫?
食事は、腹痛が強い場合や血便を伴う場合には腸の安静のためにも絶食が必要です。いつから食事をしてよいかについては、多くの場合で刺激が少ない消化の良いものでであれば食事はとって大丈夫です。刺激のあるものや香辛料、高脂質食などは控えます。
また、子供にいつから食事を与えるかは、最初の半日程度は吐き気などが酷いため、無理に食べさせないようにします。吐き気などが落ち着いてきたら水分を少しずつ数回に分けて飲ませ、吐くことがなければ柔らかいうどんやおかゆを少しずつ与えます。
治療方法や注意すること
治療には抗菌薬療法があり、感染性胃腸炎は、下痢や嘔吐、発熱があるため脱水症状になる可能性があります。そのため、経口または径静脈的に水分、電解質、ブドウ糖などを補給します。補給には市販のスポーツドリンクなどを用います。
子供と高齢者には発症初期から補液が必要になります。飲めない場合は点滴による補給が必要です。子供の下痢は1日か2日程度は続くため脱水症状がでるため、経口で補液をすることで小腸から吸収されるため有効な方法です。
小学生など子供の場合は出席停止に!!
感染性胃腸炎による出席停止や期間についてご紹介していきますね!!
小学生などの子供が感染性胃腸炎と診断された場合は、学校医やかかりつけ医の判断により出席停止となることがあります。そのときの症状によって医師が判断しますので、出席停止になるかどうかを確認してください。
【出席停止の期間】
では、出席停止の期間はどのくらいなのでしょうか?感染性胃腸炎が完治するまでの期間にもよりますが、多くの場合 出席停止期間は3日ほどのようです。ただし、ウイルスがまだ体内に残っている場合もありますので、すぐに登校させないほうが良いでしょう。ちなみに、出席停止は欠席扱いにはなりませんので、安心してくださいね♪