お腹が空いている時は痛くないのに、ご飯を食べると腸に痛みを感じる…お腹にガスが溜まってしまったり、キリキリと痛んだりするという場合、どんな原因があるのでしょうか?ここでは、腸が痛い原因と食事についてご紹介します。
ご飯を食べると腸が痛い原因は?
ご飯を食べたときに腸が痛む原因としては、【過敏性腸症候群】というものがあります。これはストレスが原因でおこる腹痛です。ストレスというのは、いろいろな部分に影響を起こしてしまうんですね。
【クローン病】という病気でも、食事をすると腸の辺りが痛くなることがあります。下痢などが続くという特徴があり、傾向としては10代~20代の男性が発症することが多くなります。
食べ物が原因の場合について
食事の内容によっても、腸に痛みを感じる事があります。食べ過ぎによっても腸が痛くなることがありますよね。基本として、暴飲暴食は避けるようにしましょう。辛い物、脂っこい物、アルコールや炭酸飲料を多量に飲むことでも、腸にとってはとても強い刺激になるため、痛みを感じる事があります。
痛みを感じる場合には、これらの食べ物はできるだけ控えるか、少量に留めるようにしましょう。糖分(砂糖や乳糖、果糖、ソルビートなど)を過剰摂取するとやはり腸に痛みを感じる事がありますよ。また消化不良を起こすとやはり腸に痛みを感じることがあります。
腸がキリキリ痛む原因は?
腸にガスがたまったりキリキリする原因の一つとして【便秘】があげられます。大腸などに便が溜まると、消化物が排泄されず、その消化物が停滞してガスを発生させます。便秘になると悪玉菌が増え、このガスの発生が増えていくために、お腹が常に張っている状態を引き起こし、キリキリと痛むこともあるんですよ。
腸が痛い時の対処法は?
たんなる便秘が原因と簡単に考えてしまうと、場合によっては命にかかわるような重篤な症状が起こっている可能性もあります。【腸捻転】や【腸閉塞】などにより、腸管が何かしらの原因によって詰まりってしまっているケースです。腸がねじれたり、腸管が細くなってしまうと、そこから先に消化物が通過できず、便秘を起こすことがあります。この場合には、緊急手術が必要になるようなケースもあります。
もし、このところ排便がなく、さらにガスが溜まっている、キリキリとした痛みが強くなってきたというようなことがあれば、たんなる便秘と考えずに、医療機関を受診するようにしてくださいね!