胃潰瘍の食事に関していうと、胃の中の胃酸の分泌を減らして、さらに胃酸を薄めることを考えることが重要です。ここでは、献立のオススメや注意点をご紹介していきますね！
治療中の食事での注意点は？
注意が必要なのはフルーツで、ミカンやレモンなどの酸っぱいものは胃酸を分泌させてしまうことはわかりますが、この他にもリンゴやグレープフルーツなどにも注意が必要です。酸っぱい果物は原則的には胃潰瘍の食事としては適さないとされていて、フルーツが食べたくなったら、酸味の少ないものを選ぶ必要があります。
胃潰瘍のときには水などで胃酸を薄めると良いとされていますが、実際には口から飲み物が入るだけで胃酸が分泌されるので、頻繁に飲んでいると逆に胃酸過多になって、胃潰瘍を悪化させる可能性があります。お粥は水分も多く、糖質もゆっくりと消化されるので非常に腹持ちが良いのですが、梅干しなどを入れると胃の調子を崩してしまいます。また塩分や香辛料も胃の状態を悪くする刺激物なので、使用する場合にはなるべく少量で済ませる必要があります。
オリーブオイルなどの油分は、胃に負担をかけるので、適度に使用するようにしましょう。
オススメの献立について
胃潰瘍の食事として理想的なものは、乳製品を多く用いたもので、胃酸を中和して、胃の粘膜を保護するので、胃潰瘍の症状を悪化させる心配がありません。味噌汁に関しては、乳酸菌が含まれているので、積極的に食べておきたいメニューですが、水分をとり過ぎることで胃酸が分泌されるので、適度に飲むことが大切です。