ツボを刺激して胃痛の症状が改善するのは、経絡を通じて五臓六腑に良い効果を与えることができるためです。
ツボは経穴と呼ぶのが正式であり、経絡を通じて気、血、津液の流れを調整します。体に不調が出てくる場合には、これらの3つの要素のバランスが崩れると、体全体の自然治癒力が減退して胃痛も発生させることになります。
ここでは、胃痛に効くツボをご紹介します。
胃痛に効くツボはどこ?
漢方医学の理論では、胃痛も体全体の不調の一つとしてとらえますが、局所的に解決するためにツボを刺激することもあります。
手の部分であれば、【合谷】というツボを刺激して胃痛を和らげることができます。また、膝の付近にある【足三里】というツボを刺激する場合でも、同様に対処できます。
現代人のようにストレスが多い生活をしていれば、些細なことでも胃の負担となりますから 食生活も含めて改善させる必要があります。
ストレスや食べ過ぎには「合谷」!!
ツボの取穴の方法にはコツもありますが、一般の人は難しい経絡理論を全て理解しなくても、十分に効果を出すことができます。
【合谷】は親指と人差し指の中間付近の谷間にあるために、取穴の方法は意外と簡単です。会議中などで忙しいときであっても、すぐに取穴して刺激できるはずです。
胃薬を飲むことも有効ですが、合谷を刺激する手技だけでも胃痛に対処できます。
胃痛を改善させるためには…
胃痛を改善させるためには、何よりも自然治癒力を高めることが大切です。脾胃に関連するツボをしっかりと刺激して、健康のバランスを整えましょう。
宴会などで食べ過ぎをした後にも、【合谷】を刺激することがおすすめです。