「なんだか胃が痛い」そう思って胃薬を飲んではみたけど全然効かない。そんな経験ありませんか?かくゆう私も経験があるのですが、薬が効かないと本当につらいですよね。
原因もよく分からないとなると病院に行っても結局は胃薬をもらうだけということも。
実はその胃痛、生理が関係しているかもしれません。胃痛に悩んでいる女性必見です!
女性特有の胃痛について
食べすぎや食中毒の可能性がない胃痛。もしかしたら女性特有の胃痛の可能性があります。
実は生理や妊娠、子宮内膜症の影響で胃痛を引き起こすことがあるんですよ。この場合は胃薬を飲んだとしても原因が全く関係ないので効かないことがあります。
それぞれの痛みについて詳しく見ていきましょう。
《生理による痛み》
生理が始まる頃というのは女性ホルモンのバランスが崩れやすい時期です。女性ホルモンのバランスが崩れると胃痛を引き起こすことがあるとのこと。生理前になんだかみぞおち辺りが痛いと感じたら女性ホルモンが乱れているかもしれません。
主な原因はプロゲステロンという女性ホルモンの分泌が増えるからです。プロゲステロンは子宮の働きを抑制する作用があり、その際胃腸の働きにも影響を与えてしまいます。生理前になると便秘になる女性が多いのはこういうことだったんですね。
また自律神経も乱れるのでさらに胃腸の働きが落ち、胃が炎症を起こして胃痛に繋がってしまうこともあります。
《妊娠》
妊娠するとお腹が張ってきますが、この時胃にも影響を与えることもあります。もし病気や生理ではなく、胃痛や胃の不快感がある場合は、妊娠の可能性もあるということを覚えておくといいですね。
可能性がある場合は市販薬で検査してみましょう。
《子宮内膜症》
子宮内膜症になると子宮の動きが悪くなります。それに伴って胃腸の働きも悪くなってしまいます。するとあのつらい胃痛を引き起こしてしまうんですね。
もし子宮内膜症の疑いがあるようであれば婦人科で診てもらいましょう。子宮内膜症は不妊症になる場合もあるので早めに対処したいですね。
生理のときの胃痛の対処法
まず生理が影響している場合は女性ホルモンを正しくすることが大切です。リラックスする、ストレスを発散させるといったことが大切ですね。
他にも漢方薬を飲むのもおすすめです。女性ホルモンのバランスを整える漢方薬はけっこうあるので一度病院で相談するといいですよ。胃痛以外にも生理痛や生理不順にも効果的です。
ホルモンバランス以外では体を冷やさないことも重要ですね。体が冷えると血流が悪くなります。特に子宮周りが冷えると胃痛や生理痛を引き起こす原因にもなります。
シャワーだけでなく湯船にきちんと浸かる、酷いときはカイロを貼るなどして温めましょう。また、冷たい飲み物の飲みすぎも、体の中から冷やすので良くありません。
これら2つに即効性はありません。もし即効性を求めるのであれば低用量ピルを使用しましょう。他にも市販の鎮痛剤でも効果があります。
ピルの場合は婦人科で相談して処方してもらうようにしてください。また用法・用量はしっかり守って服用してくださいね。
胃痛の検査は何科?検査内容について
胃痛を感じたら内科、消化器科で診てもらいましょう。症状の状態では問診で済むこともありますが、場合によっては内視鏡検査やエコー、大腸内視鏡検査、尿検査、血液検査などを行うことがあります。
生理が関係しているというときは婦人科で診てもいましょう。子宮内膜症や妊娠などの検査を受けることも可能です。悪化すればそれだけ検査項目も増え、体に負担がかかってしまいます。経済的にも負担になりますよね。そうならない為にも早めに病院へ行くようにしてくださいね。
胃は炎症を起こしやすく、腫瘍が出来ている可能性もゼロではありません。もし痛みが継続してあるようであれば一度病院で診てもらいましょう。処方薬の方が体に合うこともありますよ。