突然襲ってくる強烈な腹痛や辛い下痢の症状など、【急性胃腸炎】は痛みを伴う胃炎です。中でも近年 様々な世代に多く発症しているのがストレス性急性胃炎だと言います。
ここでは、ストレス性急性胃炎の原因や症状、治療についてご紹介します。
ストレス性急性胃炎の原因は?
ストレス性急性胃炎の原因はその名の通り、ストレスによる影響が最も大きいとされています。ストレスによって胃の働きをコントロールしている、自律神経のバランス乱れが生じることが最大の原因です。
ストレスから過剰な胃酸が分泌され、胃腸の痛みや潰瘍に繋がります。また胃の収縮が起こり、激しい腹痛や胃の痙攣が起こります。
ストレス性急性胃炎の症状とは?
ストレス性急性胃炎の主な症状は、「強烈な腹痛」や「激しい下痢」です。また発熱を伴ったり体中に倦怠感を感じて、嘔吐してしまうこともあるといいます。さらに最悪の場合には血圧の低下や意識障害などを引き起こすことも稀にあるので十分な注意が必要です。
ほかにも、胃腸の機能低下により起こる「消化不良」や「膨満感」もストレス性急性胃炎の症状です。嘔吐感や体のだるさを感じたら要注意!これらの症状の緩和には正しい治療が必要不可欠です。
突然の胃の痛みや嘔吐感があまりにも激しい場合には、入院の措置を取ることも少なくないといいます。このような症状を少しでも感じたら、早目に専門機関を受診することが大切です。
ストレス性胃炎の治療について
治療には胃腸の機能を改善する効果のある薬剤や漢方薬を使用することで症状が緩和するといいます。また胃粘膜の胃酸分泌を調整する作用のある胃酸分泌抑制剤を使用することもあるようです。
さらには原因のストレス自体を穏やかにする目的として、抗不安薬などが用いられるケースもあります。最も肝心な事は原因となっているストレスを見極めて、その状況を出来るだけ改善することです。
入院が必要になることも!! 期間は?
ストレス性胃炎を放置すると、胃潰瘍になる可能性があります。進行の速度は人それぞれですが、胃潰瘍の兆候がある場合や危険な状態の時には即入院となります。
入院の期間は症状にもよりますが、ストレス性胃炎で2週間入院した人もいるようです。
不規則な生活や乱れた食生活は、ストレスを悪化させる要因にもなり兼ねません。治療と併せて正しいリズムで健康的な生活を送れるように意識することも重要なポイントですよ。